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「小さな土器を焼くワークショップ」開催レポート

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7月30日(土)、今年度の西会津エリアプログラム「にしあいづ・縄文と森のがっこう」の一環として、「小さな土器を焼くワークショップ」が行われました。

開始早々突然の土砂降り!
そんなハプニングも楽しみながら、ワークショップは室内で決行。
室内でも土器は焼けるんです!
講師としてお招きしたアーティストグループ「社会芸術/ユニット・ウルス」が考案した方法は、なんと火鉢を使った「炭焼き縄文土器」でした。

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「縄文人は炭焼きを知っていたのではないだろうか…?」
ユニット・ウルスの吉田冨久さんによるミニトークを聞きながら、参加者の皆さんは思い思いに手のひらサイズの土器や土偶を作っていきます。

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出来上がった作品を土器火鉢の中に投入。
真夏にみんなで火鉢を囲みます。
オレンジ色に光る竹炭と灰を優しく被せながら、作品全体に熱がうまく渡るように調節していきます。
乾燥させるのに約20分、完全に焼成するまで1時間半ほどかかります。

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第1弾を焼き上げている間、考古造形研究所の森山哲和さんによるミニトークを聞きました。
縄文の紋様に隠されたエンブレム、そしてそこに見えてくる日本の現代文化へのつながりについてのレクチャーを受け、新たなインスピレーションを得ながら、2つ目の作品を作っていきます。

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縄文ブーム(?)の火付け役、フリーペーパー『縄文ZINE』編集長の望月昭秀さんによるミニトークも行われました。
新しい目線で縄文時代に歩み寄る、そのユニークな発想に皆さん興味深々です。

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ようやく雨が止み、待ってました~と言わんばかりに外へ移動。
作品が焼成するのを待つ間、炭火を使った「パンづくり」を体験しました。
芸術村の校庭に、炭焼きのパチパチという炭火の弾ける音とパンの香ばしい香りが漂います。
できたてふわふわのパンを食べながら一休み。

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少しづつ日が暮れてきました。
ワークショップもいよいよ終盤です。

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焼きあがってきた作品を炭から取り出し、みんなで感想を言い合いました。
割れてしまったもの、完全に焼けなかったもの、きれいに模様が出てきたもの…出来栄えはさまざまでしたが、皆さん自分だけの「縄文土器」を手に嬉しそうな表情を浮かべていました。

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時間を余すことなく、とても充実したワークショップとなりました。
なんだか縄文土器のことだけでなく、たくさんのことを学んだような気がします。
これまで縄文時代を遥か昔の遠いものに感じていた人も、このワークショップを通してグッと、身近に感じることができたのではないでしょうか。
まだまだ謎の多い縄文時代ですが、そこからは私たちが学べることは無限大にあるのかもしれませんね。

(西会津WG 楢崎萌々恵)

2016.07.30

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