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西会津エリアプロジェクト「森を漉く」ワークショップ

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9月22日、西会津町奥川・寺清水ひろばにて「森を漉く」ワークショップが行われました。

はじめに、プロジェクトの経緯や今回のワークショップのコンセプトについて、アーティストの滝澤徹也さんによるオリエンテーションが西会津国際芸術村で行われました。

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どのような素材がどのような行程で加工され、紙という形になるのか。
普段何気なく使っている紙という存在の根源を再確認します。
滝澤さんが作成した森の紙のサンプルを見て、参加者の皆さんもワクワクした表情です。

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奥川地区の寺清水ひろばへ移動し、案内人・元治さん(森の妖精!?)のお話を聞きながら、ワークショップの作業場まで向かいます。

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まずは材料採取です。
草、木の皮、落ち葉、土、コケ…森にある全てが紙の素材にすることができます。
皆さん思い思いに自分の素材を集めていきます。

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次に材料加工に入ります。
採った材料で、紙の下地として使いたいものをハサミで細かく刻んでいきます。

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刻んだ材料と水をミキサーにかけて、三角コーナーで濾します。

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細かくなった材料を、ネリ、コウゾ、水が入ったボトルに入れよく混ぜ合わせます。
これが紙の下地となります。

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ついに紙漉きに入ります。
皆さん自分の材料を手に沢へ下っていきます。
雨が降ってきてしまいました…ラストスパート、頑張りましょう!

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滝澤さんのお手本を見てから、それぞれ紙を漉いていきます。
沢の流れが素材の配置を作り出したり、雨粒が偶然の模様を作り出したりなど、自分の手作業だけではなく、自然との関わりの中で森の紙は仕上がっていきます。
落ち葉やコケ、石、キノコを乗せたりなど、個性あふれる森の紙が出来上がりました。

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最後に皆さんの余った材料を使って、特大の紙漉きにも挑戦しました。

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この後、出来上がった紙を岩や木の幹に貼り付けて乾燥する予定でしたが、
雨がひどくなってきたので、ワークショップはここで終了。
皆さんが作った紙はその後数日間乾燥させて、スタッフが額装し送付する予定になっています。

虫が張り付いていたり、雨の雫がきれいに映し出されていたり、植物の色が変わり始めていたり…。
紙という形の中で、西会津の森が息をしているように見えました。

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生憎の雨でしたが、皆さん最後まで一生懸命ワークショップに取り組んでくださいました。
その日の思いや行動、環境がそのまま紙の中に凝縮された森の紙。
皆さんが森と過ごした一瞬一瞬が写し出されているようです。
人間と自然の関わり方を改めて実感し考えることができたワークショップだったと思います。

(西会津WG 楢崎萌々恵)

2016.09.22

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