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「katugu」


飯豊山の美しい山々を背景にキツネとお多福が演じるファンタジックな物語。

「katugu」/ 滝沢達史 2014年制作(4分49秒)
森のはこ舟アートプロジェクト 2014

 

「seou」

 


会津地方の農家で使われていた古い椅子を背負って
飯豊山を登頂する様子を追ったドキュメンタリー作品。

「seou」/ 滝沢達史 2013年制作(10分33秒)
喜多方・夢・アートプロジェクト 2013

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喜多方冬まつり2014/全国ラーメンフェスタで多くの人びとが賑わう中、隣の「蔵の里」で、滝沢達史さんが2014年秋に行った霊峰飯豊山への登山を基にした映像作品「katugu – かつぐ」の公開上映会が行われました。

この日は、2013年夏の飯豊山登山の様子を基に制作された「seou」(喜多方・夢・アートプロジェクト)も同時上映。「seou」は登山者の様子や山の様子を映し出しながらも、椅子を背負うことで人の意思を紡いでいく様子をドキュメンタリーチックに表現した作品でした。一方、「katugu – かつぐ」は、仮装・アニメーション・CGなどを駆使し、同じ飯豊山を題材にしながらも全く見え方の異なる作品。普段見なれている飯豊山の、新たな魅力を発見することができたのか、来場者はスクリーンに映し出される映像を食い入るように見つめていました。

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21日には滝沢さんと登山を行った五十嵐健太さん、五十嵐基さんをお招きし、撮影の様子を話すトークイベントも開催。登山の知られざる苦労などを、メイキング映像とともに語らいました。トークは和気藹々とした雰囲気の中で行われ、終始笑いが絶えない様子でした。
上映後は地域住民と作家らによる交流も生まれていました。

滝沢さんのご好意により、2つの作品を本ホームページで公開をさせてただくこととなりました。当日にご来場いただくことができなかった方にも、飯豊山の頂から望む会津の森林風景をご覧いただき、作品に込められたメッセージを感じていただけたらと思います。

≫「katugu」、「seou」映像作品公開

(喜多方WG 猪俣 明裕)

喜多方プログラム「katugu – かつぐ」を進められてきた滝沢達史さん。
作品の舞台となった飯豊山への登山は2回目でした。

最初に登ったのは2013年、夏。
現在も続く「喜多方・夢・アートプロジェクト」内の「森ものがたり」というプロジェクトで、滝沢さんは飯豊山に登り「seou」という作品を制作しました。
なお、「森ものがたり」は、自然環境豊かな喜多方から、人と自然の関わりや、森の持つ役割について市民が触れる機会を提供すると共に、新たな価値観を付加して全国へ発信するプロジェクトです。

椅子をせおう

「seou」は、喜多方市の農家で使われてきた木製の椅子を背負い、喜多方にとって神聖な山である飯豊山に登るというもの。椅子という具体物を通して、土地の歴史を背負う意思を繋いでゆくことを体現した作品です。
この時は、滝沢さんも登山同行者も、飯豊山の登山は初めてで、椅子を背負って飯豊山を登りきる苦労は並々ならぬものがあったようです。

2回目の登山となる今回は、2014年の秋に行いました。
森のはこ舟アートプロジェクト、滝沢達史作品「katugu – かつぐ」。
2013年から1年経ち、〈背負う〉ことから〈かつぐ〉ことへと変えたことには、「ポジティブさ」や「人をかつぐ(だます)」ニュアンスを込めたいのだと、滝沢さんからお聞きしました。
木も生えず、また人も暮らせぬ山から見つめる森は、どんな姿をしているのでしょうか。

お多福ときつね

頂上に立つお多福ときつねの意味も、作品内にて明らかになります。

作品の公開日、いよいよ迫ってきました。
今週末、21日-22日はぜひ。
喜多方市美術館の向かい、蔵の里まで足をお運びください。
展示の詳しい日時はニュースページをご覧ください。

※なお、当日は隣会場で全国ラーメンフェスタを行なっており、駐車場が混み合うことが予想されます。出来る限り、乗り合わせて来ていただくようお願い致します。

(喜多方WG 佐川友美)

9月28日(日)。
喜多方エリアで「Katugu-かつぐ」プロジェクトを展開する滝沢さんが無事に飯豊山から下山。あー良かった。本当に良かった。
昨年の背負うに続き、今年は「かつぐ」。
今年の登山メンバーにはベテランクライマーの豆○マスター井上篤さんが同行するとあって昨年よりは安心でしたが、それでも飯豊山は上級者の山。同行できない身としては無事成果を上げての下山を祈るのみです。
今晩は滝沢さんの無事下山とサポーターの慰労会でした。
会場のお店が一杯になるほど、滝沢さんの応援団が集まってくれました。
報告によると今回の飯豊山行は素晴らしい天候だったとのこと。撮影された画像も神々しいくらいの美しさでした。何度も飯豊山に通っている井上さんも驚くほどの美しさに、会場からは、「滝沢さん、持ってるな~」との声。
これから画像は映像作品として編集、加工され冬には皆さんにご覧いただくイベントを開催します。乞うご期待!

登ってきたよ飯豊山

(福島県立博物館学芸員 川延安直)

8月22日。
喜多方エリアの参加アーティスト滝沢達史さんと、プログラム「katugu – かつぐ」について打ち合わせを行いました。

滝沢さんは昨年度「喜多方・夢・アートプロジェクト」の中で、自ら飯豊山に登り、撮影した映像や写真を基に編集、制作された「seou」という作品を発表されました。
今年の森のはこ舟アートプロジェクトでは、「katugu – かつぐ」と題し、9月末の秋の飯豊山を登り、映像作品を制作することとなりました。

会津の地の歴史を背負うという意味も込め制作された重厚な雰囲気のある作品「seou」より、「katugu – かつぐ」は、よりポジティブなイメージや人をかつぎあげるおかしさのようなニュアンスを込めたいのだとお聞きしました。

なお、滝沢さんは今年度の「喜多方・夢・アートプロジェクト」の中で、鎌倉を拠点に芸術活動を行う小学生たち「はみだし部品」とコラボし、飯豊山の麓にある山都第三小学校をつかって林間学校を行っています。

学校活動に属せない、属したくない子どもたちが、「もっと自由に社会と関わっていきたい」という思いから立ち上げた「はみ出し部品」は、美術教諭のサポートを受けながら鎌倉を拠点に作品制作を行っているそうです。

また、展覧会の企画も自分たちで行い、展示場所まで自分たちで探してくると聞きます。それら展示場所がもっと喜多方に近ければなあ、と思います。


子ども達の作品のひとつを見せていただきました。

「震災以前と震災以後で、あなたの幸せの価値はどのように変わりましたか?」
映像作品を制作する子どもの一人が、インタビューで問いかけていた言葉です。

喜多方と鎌倉を舞台に活動する「はみだし部品」の活動は以下のURLからご覧いただけます。

はみだし部品 山と海

喜多方・夢・アートプロジェクト

(喜多方WG 佐川友美)

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