にしあいづ・縄文と森のがっこう

西会津に点在する縄文の遺跡や地層、太古の記憶と当時の人々の価値観などを調査/想像しながら、自然の中での共生の価値観を紐解きつつ、リサーチなどでわかったことをすこしずつアート表現していくプロジェクト。
縄文時代というのは、初めてムラという定住社会が発生した時代ですが、それによって、ムラ・ハラ・ヤマという自然界の中に人間が定義付けた空間的秩序が生まれました。このムラ・ハラ・ヤマという空間秩序は、狩猟が農耕に姿を変え、生活様式こそ大きく変化したが、産業革命以前の東北の農村集落の空間構成にもその秩序の継承が見られます。このような空間秩序の上で、長い歴史の間の生活パターンによって生じた2次自然生態系(人為的干渉が強い自然)は、これからの未来にも学びのある「自然共生」のあり方を導く「森林文化」の基盤環境であり、その起源である縄文《社会》の姿がどのようなものであったかを想像することは、森林文化の再生のみならず、新たな森林文化の創出の大きな手がかりになるのではないでしょうか。
このプロジェクトでは、森のはこ舟アートプロジェクト西会津ワーキングループが主体となって縄文時代の暮らしに想像を膨らませていく過程で、アーティストだけではなく様々な人々を巻き込み、最終的には、地域全体を縄文ミュージアムとして創り上げます。このプロジェクトは、その息の長い作業の初めの一歩でもあります。

■縄文リサーチチームの結成とリサーチプロセスにおけるアート表現の模索および実践

■Primitive Soundscape 〜縄文の音風景〜 
縄文土器展示会場に、西会津の自然の音をフィールドレコーディングした素材を元に縄文の音風景を想起させるサウンドインスタレーションを展開。
<サウンドアーティスト: 星野貴信 音響設計:大岡慎一郎 ディレクション:矢部佳宏>

星野 貴信

法政大学社会学部卒
2011年 オランダのsound artist Roel MeelkopとのコラボレーションCD「フクシマ」がロシアのレーベルobs*からリリース。
2012年 ソロアルバム「A Sampling+5」がロシアのレーベルobs*からリリース。Sold Out。
2013年 ギリシャ人のsound artistのYiorgis Sakellariou(現時点、ロンドン芸術大学PHd)とのコラボレーションを行い、「36:51_Fukushima」をフリーオンラインリリース。
2014年 東京のギャラリータグ・ボート主催の第9回ギャラリータグボートアワードに入選。(写真作品)
なお、2013年より、自らのレーベルである、OtOを設立。フィールドレコーディング、その他の実験的な音響をフィーチャーしたsound artistの作品をCDリリースしている。
Francisco Meirino(スイス), Roel Meelkop(オランダ), Vincent Laubeuf(フランス), Audrius Simktus(リトアニア),Joao Castro Pinto(ポルトガル),Mecha/Orga(Yiorgis Sakekkariou),
Function Fukusnima(音楽家の坂口博樹氏とのコラボレーション)。

大岡 真一郎 (ICHI)

電子音楽家
コンピューターとピアノを用いた楽曲制作スタイルで先端テクノロジーや地域文化とのコラボレーション、広告メディアへの楽曲提供など幅広いジャンルで活動。
これまでの主な参加作品はアルコール飲料ZIMAのプロジェクト、ロボットバンド『Z-MACHINES(第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品)』への楽曲提供をはじめ、パルコ主催『天神ラボ』での特別ライブやデジタルサイネージの映像/音楽編集、森のはこ舟アートプロジェクト『幻のレストラン~西方街道・海と山の結婚式~』アーカイブ動画の作曲など。ジャンルやメディアにとらわれない自由な音楽活動を継続している。

■小さな土器を焼くワークショップ
<アーティスト:吉田富久一(社会芸術/ユニット・ウルス代表)長谷川千賀子(造形作家)森山哲和(考古造形研究所)>

富久一指図

吉田 富久一 (ICHI)

1953年 群馬県富岡市生れ。
1978年 多摩美術大学大学院修了。
山岳地での生活経験を通し自然(じねん)に感受、絶対造形に基く制作活動を開始以降、国内外の展覧会多数。金子英彦氏より芸術の社会性への示唆を授かる。’87〜’01年までアートハウス設立し企画活動。’98年「ようこそアートハウスへ」出版。
’00 年「群馬における戦後・前衛美術運動の軌跡と行方」執筆・出版。
’02 年「社会芸術展“THE 市場”」企画に当たり社会芸術設立。“創造性の共有” を標榜しユニット活動を開始。
’11「自力更生車の旅」、’12「東西見聞録」、’13「ウルスの泉」にまとめ出版。
​作品収蔵:京都国立近代美術館、群馬県立近代美術館、高崎市美術館、エン・ハロット美術館(ISL)、レオポルド・ホーチ美術館(DEU)、玉村町平和モニュメント、ほか

■縄文ギフト
<アーティスト:EAT&ART TARO(アーティスト)>

EAT & ART TARO

神奈川県生まれ。アーティスト。
食を楽しみ、発見する「場」の創作や「仕組み」を生み出すアート活動を展開。これまでの主な活動に、2009年墨田/墨東まち見世「向島缶詰アーカイブ」、2012年、新潟県/越後妻有トリエンナーレ「越後妻有フード記」、2013年、香川県/瀬戸内国際芸術祭「島スープ」、2014年千葉県/中房総国際芸術祭市原アート×ミックス「おにぎりのための、毎週運動会」など。現在、全国各地でプロジェクト進行中。

■西会津全体を縄文ミュージアムと見立てたマップやグラフィックの作成

スケジュール

2016年5月〜6月 pritimitive soundscape 制作


2016年6月〜9月 pritimitive soundscape 展示


2016年7月〜11月 縄文リサーチチーム結成、リサーチ開始


2016年7月末 小さな土器を焼くワークショップ


2016年9月 検討中


2016年12月 グラフィックマップ作成開始


2016年12月〜 縄文ギフト


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